「50代から住宅ローンを組むと、いくらまで借りられるの?」
若い世代と違い、返済期間が短くなるため借入可能額は小さくなる傾向があります。
本記事では、50代の住宅ローン借入可能額の目安を年収別に解説し、無理のない返済計画を立てるポイントを紹介します。
借入可能額を決める3つの基準
- 年収
→ 金融機関は「返済負担率(年収に占める返済割合)」を重視。
→ 目安:年収の25〜30%以内。 - 返済期間
→ 多くの銀行は完済年齢を「80歳未満」に設定。
→ 50代では最長でも20〜25年程度。 - 金利タイプ
→ 変動金利なら借入可能額は増えるが、リスクもある。
→ 固定金利は安心だが、借入可能額はやや減る。
年収別の借入可能額の目安(50代の場合)
※返済期間20年・金利1.5%・返済負担率25%で試算
- 年収400万円 → 約2000万円
- 年収500万円 → 約2500万円
- 年収600万円 → 約3000万円
- 年収700万円 → 約3500万円
- 年収800万円 → 約4000万円
👉 若い世代より短期間返済となるため、借入可能額は抑えめになります。
借入可能額を増やす方法
- 頭金を増やす → 借入総額を減らし審査通過しやすくなる
- 配偶者と収入合算する → 世帯年収で審査してもらえる
- フラット35を利用する → 年齢や健康状態に柔軟で借りやすい
借入額を決めるときの注意点
- 借りられる額 ≠ 返せる額
老後資金を残すことを優先する。 - 退職金の活用を前提にしない
確実に返済に回せる保証はない。 - 繰上げ返済を計画に入れる
借入額を抑えられなくても、後から調整できる。
体験談:借入可能額をどう考えたか?
Aさん(54歳・会社員)
年収600万円で3000万円借入可能と試算されたが、老後資金を考えて2500万円に抑えました。Bさん(57歳・自営業)
年収700万円で3500万円借入可能だったが、退職金を前提にせず2000万円台に留め、安心して返済を継続中。
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まとめ
- 50代の借入可能額は年収・返済期間・金利で決まる
- 年収600万円なら約3000万円が目安(返済20年想定)
- 借入額を増やすには「頭金」「収入合算」「フラット35」が有効
- 借りられる額より「老後資金を残せる額」で決めることが重要
👉 50代の住宅ローンは「可能額」ではなく「安心して返せる額」を基準にしましょう。
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