「老後資金を確保しながら住み慣れた家に住み続けたい」「ローンが重い」「まとまった資金が必要」――そんなときの選択肢を、体験談とともにやさしく整理します。
#50代の家#老後資金#リースバック#リバースモーゲージ#通常売却
目次
こんな方に向いています
住み替えは避けたいが資金が必要
引っ越しは負担。できれば今の家に住み続けたいけれど、老後資金や医療・介護費を準備したい。
ローン返済が重くなってきた
収入が減る50・60代。月々の支出バランスを見直し、安心して暮らせるラインを探したい。
相続より自分たちの生活を優先
子どもが独立済み・子なし世帯など、自分たちの生活の安定を最優先にしたい。
これから家を買う人の“出口戦略”
購入前に、将来の資産活用プラン(リースバックやリバースモーゲージ)も知って安心したい。
体験談(読みやすい要約)
夫婦・60歳(退職直後)
選択:リースバック
退職金の多くをローン返済に充てて老後資金が不安でした。思い出の家を手放したくなくてリースバックを選択。資金を確保しつつ、同じ家に住み続けられる安心があります。
女性・55歳(専業主婦)
選択:リースバック(リバース検討→見送り)
リバースモーゲージを検討したものの評価額が低く希望額に届かず。最終的にリースバックでまとまった資金と住まいの両方を確保できました。
男性・65歳(自営業引退)
選択:リースバック
自宅兼店舗を閉めることになり、リースバックで資金化。同じ家に住みながら、老後の生活費の不安が和らぎました。
女性・62歳(未亡人)
選択:リースバック
年金だけだと不安があり、子どもに負担もかけたくない。自宅を資金化しつつ、思い出の家に住み続けられています。
夫婦・52歳(子なし/初めての家購入を検討中)
選択:中古マンション購入+“出口”の検討
50代で初めて購入を検討。ローンが不安でしたが、将来のリースバックやリバースモーゲージという“出口”を知って安心材料に。購入後も資産活用の選択肢を持てています。
※ 上記は実在の個人を特定しない要約・架空ケースも含む体験談です。
3つの方法を整理
① リースバック
- 仕組み: 家を売却して現金化し、そのまま賃貸契約で住み続ける
- メリット: 引っ越し不要/まとまった資金を確保/買い戻しの可能性(契約条件による)
- デメリット: 売却価格は相場より低めになりやすい/家賃負担が発生
② リバースモーゲージ
- 仕組み: 自宅を担保に金融機関から融資を受け、原則として利息のみ返済。契約終了時(死亡等)に売却して一括返済
- メリット: 月々の返済負担が軽い/まとまった資金が得られる
- デメリット: 年齢・物件・地域などの条件制限/評価額次第で借入額が抑えられる/長寿リスク
③ 通常売却
- 仕組み: 家を売却して現金化(住み替えが前提)
- メリット: 市場価格で高値を狙える/現金化が早い傾向
- デメリット: 引っ越しが必須/心理的な負担が大きい場合も
比較表でサッと理解
方法 | 売却価格 | 月々の負担 | 所有権 | メリット | デメリット | 向いている人 |
---|---|---|---|---|---|---|
リースバック 住み続けOK | 相場より低め | 家賃が発生 | 買主へ移転 | 住み続けながら資金化/買い戻し可(条件あり) | 売却額は抑えめ/家賃負担が続く | 住み替えを避けつつ老後資金を確保したい |
リバースモーゲージ | 評価額の50〜60%目安(金融機関次第) | 利息のみ | 本人に保持 | 毎月負担が軽い/まとまった資金確保 | 条件制限・長寿リスク/借入額に上限 | 相続より生活安定を優先したい |
通常売却 | 市場価格(高値狙い) | なし | 買主へ移転 | 高値で売れる/現金化が早い | 引っ越し必須/心理的負担 | 資金を最大化・住み替え前提 |
※ 各条件は一般的な目安です。実際の査定・審査・契約条件は会社や金融機関により異なります。
自己診断:わたしはどのタイプ?
- 引っ越しは避けたいが、老後資金の不足が不安だ
- ローン返済が重い/収入が減って負担感が増してきた
- 子どもは独立済み、相続より今の暮らしの安定を優先したい
- 家の評価額が思ったより低い可能性がある
- 50代でこれから家を買うが、将来の“出口戦略”も知っておきたい
✔が多い項目を手がかりに、複数社へ相談して条件を比較しましょう。無料でリースバックを相談する
FAQ(よくある質問)
リースバックは誰でも使えますか?条件は?
物件やエリア、築年数、権利関係、希望賃料などの審査があります。会社により基準が異なるため、複数社の条件比較が有効です。 家賃はどのくらいになりますか?
売却価格・利回り・地域相場などで決まります。売却価格を上げすぎると家賃も高くなる傾向があるため、手元資金と月々の負担のバランス設計が大切です。 買い戻しは本当にできますか?
契約書で買い戻し条項が定められている場合のみ可能です。価格・期限・手数料等の条件を事前に確認してください。 リバースモーゲージと迷っています。どう選ぶ?
月々の負担の軽さ(利息のみ)を重視するならリバース、住み続けつつまとまった資金確保+将来の買い戻し余地を重視するならリースバックが候補です。評価額・年齢・地域などの条件も要比較です。 50代でこれから家を買う場合、出口戦略は必要?
はい。購入時点で将来の資産活用(リースバックやリバース)の可否を知っておくと安心です。子なし夫婦など相続影響が小さい世帯は、より柔軟な設計が可能です。
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※ 本ページの情報は一般的な解説です。具体の条件・可否は各社・各金融機関・契約によって異なります。ご判断の際は、最新の条件を必ずご確認ください。
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