「リフォームで税金の優遇を受けられるって本当?」
「補助金と減税はどう違うの?」
リフォームは補助金や助成金だけでなく、税金の優遇制度(減税)も大きなメリットがあります。
特に50代から老後資金を守るためには、税制優遇をしっかり活用することが重要です。
本記事では、リフォームに関する主な税金・減税制度と活用のポイントをわかりやすくまとめました。
リフォームで活用できる税制優遇の種類
1. 住宅ローン減税(リフォーム版)
- 大規模リフォームや省エネ・バリアフリー改修などで対象
- 年末の住宅ローン残高の0.7%を最大13年間控除
- バリアフリーや断熱リフォームで借入をした場合にも適用可能
👉 ローンを使うリフォームでは必ずチェック。
2. 固定資産税の減額措置
- 耐震リフォーム
→ 翌年度の固定資産税が1/2に減額(一定条件あり) - バリアフリーリフォーム
→ 固定資産税の1/3が減額(上限100㎡まで) - 省エネリフォーム
→ 固定資産税の1/3が減額(上限120㎡まで)
👉 工事後の翌年度に1年間限定で減税される。
3. 所得税の特別控除(投資型減税)
- バリアフリー改修工事
→ 工事費用の10%(上限20万円)が所得税から控除 - 省エネ改修工事
→ 工事費用の10%(上限25万円)が控除
👉 投資型減税はローンを使わない現金払いリフォームでも利用可能。
4. 贈与税・相続税の特例
- 住宅取得等資金の贈与税非課税制度
→ 親から子、祖父母から孫へのリフォーム資金援助が非課税に - 一般住宅:最大500万円
- 省エネ・耐震リフォーム:最大1000万円
- 相続税評価額の軽減
→ バリアフリー・耐震工事による資産評価の軽減効果も期待できる
減税と補助金の違い
- 補助金:工事完了後に現金で支給(例:こどもエコすまい支援事業)
- 減税:翌年以降の税金から差し引かれる(例:住宅ローン減税、固定資産税減額)
👉 両方を併用すれば、リフォーム費用を大幅に削減可能。
50代からの活用ポイント
- 工事前に必ず確認する
→ 減税制度は「着工前に申請が必要」な場合がある - ローンを使うかどうかで変わる
→ ローン利用なら「住宅ローン減税」、現金払いなら「投資型減税」 - 老後資金を守る視点で計画
→ 減税や補助金を使い、自己資金を極力減らさない
体験談:税制優遇を活用したリフォーム事例
Aさん(55歳・会社員)
浴室と断熱リフォームでローンを利用。住宅ローン減税を使い、13年間で合計80万円以上の節税効果。Bさん(57歳・主婦)
トイレと段差解消リフォームで投資型減税を活用。工事費200万円に対して20万円の控除を受けられた。Cさん(59歳・自営業)
外壁断熱リフォームで固定資産税が翌年1/3減額。約5万円の節税に成功。
減税を受けるためのチェックリスト
- □ 工事内容が対象になっているか確認したか
- □ 工事前に必要な申請を行ったか
- □ ローン利用か現金払いかで制度を選んだか
- □ 補助金との併用可能性を調べたか
- □ 必要書類(契約書・工事証明書・領収書)を保管しているか
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まとめ
- リフォームで活用できる減税制度は「住宅ローン減税」「固定資産税減額」「投資型減税」「贈与税非課税」など
- 補助金と減税は併用でき、数十万〜数百万円の節約が可能
- 50代からは「老後資金を守る」視点で、制度を積極的に活用することが重要
👉 リフォームを検討するなら、補助金だけでなく税金の減税制度もフル活用して、老後の安心につなげましょう。
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